2006年11月05日

入院16日目 縫合&退院決定

気管の穴はもうピンホール並みに小さくなってきたらしい。
(ペンライトあてて覗けば、気管が見えるんだね)
確かに、もうそれほど空気は洩れてこない。

気管から空気が洩れてこなければ、外側の穴を閉じても、皮下気腫が再発する恐れはない。
このままテープで留めていてもいいが、縫ったほうがきれいになるかもしれない、ってことだったので、はい、縫ってください。

喉にチクチク麻酔。
「・・・がないんだけど」「じゃあ、・・・でいいか」
専門用語でわかんないけど、細い糸がなくて、太いのにした?
おーい、なるべくきれいなカラダでいたいのよー。頼むよー。
で、3針縫合。
なんだ、たった3針か。

そういうわけで、ついに、とうとう、めでたく、明日退院が決定いたしました。

抜糸は4日後。

別に、入院生活が苦痛とは思わなかったし、むしろ自分なりに楽しんだが、やっぱり退院となると、うれしい。
携帯のパケ代気にせずにネットできるし、人とやり取りできるし。
うーっし、色々溜め込んだものやりまっせー。
まずは酒解禁。酒かよ!
(あれ、抜糸までダメなんだっけ?)

と同時に、色々世話になった人たちにお別れするのは、ちょっとさびしい。
ホントにホントにお世話になりました。

何らかの形で僕が返せることがあるなら返したい、という気持ちで一杯です。
どうもありがとうございました。
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入院15日目 プロジェクトベースかな

朝、ガーゼ取り替えただけ。
そのまま様子見。
でも、なんとなく空気の漏れが減ってきた気がする。
気管の穴さえ閉じれば、退院だ。

経済雑誌2冊買い込んで読む。
1冊はM&A特集。
もう1冊はWeb2.0の特集。

で、ちとおもろいビジネスを考えついた、気がする。
前から考えていたビジネスから派生したアイデア。
自分でやるか、それとも誰かに提案するか。

事業を一から立ち上げるって経験は、非常に貴重だと思う。
ただ、僕の適正から言って、プロジェクトベースでの仕事のほうが合っている気もするんだよな。
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2006年10月01日

入院14日目 女性向けエッチ市場について考える

(6月の入院体験記の続き。11日目から13日目は自分で読んでもつまらない内容なので、公開はしないことにしました。というわけで、14日目。このときはわりとまともにこの市場のことを考えたつもりなんだけど、今となっては、余計なお世話というか、ヒマだったといか。)


気管の穴はまだ開いてる。空気が洩れる。
でも洩れ方が少なくなってきたので、確実に穴は小さくなりつつあるようだ。
もう少しの辛抱。
林先生から、家の近くの病院に転院?通院?の提案。
でも、保険の手続きとか余計煩雑になりそうなんで、とりあえず、このまま入院でいいかなー、と思っていたところへ、教授回診で、ステイ決定。

見舞いの友人が、その友人に貰ったとかで「anan」を持ってきた。
女性向けエッチDVDが付属されている。
で、当然見せてもらった。

男性向けとは違う作り。
全体的にきれいに見せている。
モザイクなんか使わなくていい構図。
男性向けのような本番エログロな雰囲気(なぜ知ってる?)はどこにもなく、エッチなファンタジーって感じ。
これ、そこそこ話題になるだろうな。
珍しい試みだし。(女性向けという意味でも、雑誌付録という意味でも)

でも、完全に女性向けに徹し切れていない点もある気がする。
まず、女優のオッパイでかすぎ。
これじゃ観る側の女性のプライドが・・・。
それに、女優がいかにも男好きしそうなタイプ。
女優は、観る側の女性の共感を得られそうな小奇麗だけど男に媚びないタイプで、オッパイも控えめにして、女性の自尊心を刺激しないようなタイプがよろしいんではないかと。
あと、男優をもっと女性の妄想を具現化したようなイケ面にしたほうがいい。
まあ、そこそこかっこいいのを選んだんだろうけど。


前から思ってたんだけど、女性向けエロ市場ってもっと育ってもいいと思うのだが。
レディコミが売れるんだから、映像市場も成り立つと思うんだけど。
女性の脚本家と女性の監督が、女性の感性で撮ればいい。
女性の願望、妄想を女性の感性で映像化。
女性が作る女性のためのエッチDVD。

レンタルビデオ屋で借りるのは勇気がいるかもしれないので、ネットレンタル。
借りるのも返却も郵便。
あるいはコンビニ。

そもそも女性向けエッチDVDに限らず、レンタルDVDはもっとネットレンタルにシフトしていくだろう。
で、そのうちDVDなんていうメディアは必要なくなって、映像データだけネット経由でダウンロード。
レンタル期間だけ見れるってタイマー設定は簡単でしょ。

そうすれば、DVDというメディアは必要でなくなるんで、環境にもよろしい。
DVDのディスクを作っている企業には大打撃だけど、技術の進歩とはそういうものだからしょうがない。
今のうちに他に生き残る道を探るしかありません。

PS.女性の方々、あのananのDVD、どう思ったんでしょうかね?ご感想お聞かせ願えればと(笑)
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2006年09月09日

入院10日目

(今週はバタバタとしていて、記事アップがままならず。
久々に入院ネタの続きです。)


今日は林先生(キャリアウーマン風)の診察。
林先生って誰かに似てんなー、っと思ってたんだが、
前の会社の先輩だ、などとどうでもいいことを考えながら診察を受ける。

まだ奥側の気管の穴が塞がらないので、退院は未定。
外側の穴を縫うかどうかは、もうちょい様子見。

というわけで、週末ステイ決定。
まあ、いいか、この際ゆっくり休も。


携帯でネットをする習慣がなかったので気づかなかったが、携帯経由でwebメールのチェック出来るじゃん。
ってことで、早速確認。
特にクリティカルなものはなくて一安心。
ついでに、長いこと放置しているblogにも、一応「入院しています」のお知らせをアップ。

入院生活で唯一最大の不満といえば、この病院にはネットを使える設備がないこと。
友達が入院していた病院は、時間いくらのネット端末が置いてあったし、親父の入院していた病院にもあった。
ここは日本でも有数の大学病院なんだけど、ね。

ネットのない生活を強いられると、どれだけネットに依存した生活をしているかがよくわかる。
現代社会において、ネットはもはや必需。
ネットさえ使えれば、入院していても大抵のことには対応できるんだが。

病院経営として、せめてネット接続されたパソコンを数台置くぐらいはしていいんじゃないかな。
金取ってもいいからさ。
見る限り、入院患者でもほんとに寝たきりって人は少ないんだし。


新聞を見ると、ネット証券が再び手数料の引き下げの記事。
株の一般投資家向けブローカレッジ・ビジネスは、ネットの登場で否応なく変容を迫られる。
それは、顧客セグメントを明確に分け、単に株取引のプラットフォームを安い手数料で提供するビジネスと、充実した情報を中心としたサービスをそれなりの手数料をいただいて提供するビジネス、に二極化する(もうひとつ加えるとしたら、富裕層向けに手取り足取りの一任勘定ビジネス)、という方向。
中途半端は儲からない。
そして、単なるプラットフォーム提供ビジネスは、それが独占という形態でない限り、価格競争に陥るのは必然。

詳しくは、別エッセイにて。



夕方、手術を終えた?久保先生が、様子を見に来てくれた。
この際色々聞こう。

原因は、ウイルスか細菌かわからない。
細菌だと抗生剤で対処できるが、ウイルスだと自分の治癒力に頼るしかない。(19へー)
理由は、細菌は自分で細胞を持っているため、抗生物質でその細胞を攻撃できるが、ウイルスは細菌よりずっと小さくて細胞を持っておらず、人間の細胞に入り込むので、抗生物質で攻撃することは出来ない。免疫力に頼るしかない。

(つまり、今回の原因がウイルスである場合、この大量の抗生物質投与は全く意味がないってことか!?)

この病気は、実はかかりやすい体質がある。(まじ!?)
確率的には生きている間にもう一度あるか、というところだが、また喉が変だなと思ったら早めに医者へ。(久保先生、指名させていただきます。)

久保先生は、おとぼけな印象とは違っていて、なかなかしっかりした先生だ、ということがわかってきた。
飄々としているけれど、とても誠実であるということが伝わってくる。
医療に従事していることに、迷いがない。

だけど、いじりたくなる愛すべきキャラは変わらない。

タグ:入院 病気 病院
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2006年07月29日

入院9日目 DVD鑑賞

(週末は恒例の入院体験記をお届けします。
って、この日は入院生活のことは書いてないな。)


えー、生活的には昨日と変わりません。以上。

というわけで、今日は友人が持ってきてくれたDVD評。


「コヨーテ・アグリー」



この映画、結構好きなんだよなー。
僕はどちらかといえば、どんでん返し系とか、話が入り組んでる系とか、考えさせる系の映画が好きなんだが、この映画、話自体は単純で青春サクセスストーリーの定番なんだけど、とにかく爽やか!
ネーさんがたのバーでのダンスシーンでさえ、なんだかノリのいいライブのようで、色っぽいというより爽やかという言葉が似合う。
鑑賞後に何ともいえない爽快な気分になれる映画。

1度目見たとき、雰囲気何かに似てるなーと思ったら、「フラッシュダンス」。
それもそのはず、プロデューサーが同じ人らしい。
2匹目のドジョウを狙った、なんて批判もあったらしいけど、まあ、いい映画だから許す。
「フラッシュダンス」に比べて、売れない時代の悲壮感はあまりない。
それが作品の機微を低めている原因になっているかもしれないが、とにかく気分よい映画が見たいって人にとっては、逆に効果を発揮している。

話も爽やかだけど、なんといっても主演の女優さんが、猛烈に爽やか。
爽やかなのに、どことなく色気も感じさせ。
うん、僕は、この女優さん結構好きです。
(他に彼女の映画見たことないけど。)

僕は、よっぽど気に入らない限り、一度見た映画は見ない。
だって、あらすじ知ってたら楽しさ半減でしょ。

だけど、この映画は、一度見たことがあるのにまた見たかったし、3度目の今回もやっぱり楽しめた、という数少ない映画です。



「コーチ・カーター」



バスケ好きにとっては、見て損はない映画。

スクールウォーズのアメリカ・バスケ版って感じ?(もっと明るいけど)
そこに、アメリカ特有の複雑な事情がからみ・・

もうちょい深く掘り下げてもよい話題もあったと思うが、まあ基本バスケ映画だから、その線を薄めることになっても本末転倒なんで、しょうがないかも。

ま、何につけ、指導者の哲学・人間性は、その力量以上に大切だということですね。

いい意味でも悪い意味でも、期待を裏切らないスポーツ映画の王道。
そういうタイプの映画が見たいときはお奨めですが、僕としては、もうちょい期待を裏切ってほしかったかな。




バスケが出てくる映画としては、僕はこちらのほうが好きです。

「小説家を見つけたら」



バスケは出てきますが、バスケ映画ではないです。
心の洗濯にいい映画で、結構お奨め。

タグ:DVD 映画 入院
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2006年07月22日

入院8日目 放置プレイ

(今週は色々と忙しくて、なかなかアップできず、すみませんでした。
先週もじゃん!って先週は夏休みです。先に教えろって?はい、すみません。
来週からはもう少し頻度アップでお送りします。
というわけで、週末は入院ネタ。
ちなみに、もう退院しておりますので、ご心配無用です。
では、入院体験記の続きを。)


皮下気腫がひどいので、テープでの傷口の固定はヤメ。
穴にガーゼを当てただけで、空気の逃げ道を再び作ってやることに。
自然治癒への道は遠い。

しかし、とうとう点滴がはずされた。
今まではどこにいくのも点滴台と一緒。
トイレも一緒。
たまーに、倒しそうになって、必死で引っつかむ!みたいな。

でも、もうこれで僕を縛るものは何もない。
治療は、炎症止めと痰きりの吸引が朝昼夜3回、これだけに。
この吸引、もう口から出来るので、看護師さんの手を煩わせることなく、自分で勝手にやることに。

点滴の交換もなし、吸引は自分で、別に病状悪くないからナースコールもなし。
こうなると、看護師さんとの接点も激減。
体がきつかったときは、コミュニケーションをとる余裕がなかったが、余裕が出てきたら逆に接点がなくなった。
なんで今までもっと・・・

「シャワーとか手伝いますよ。」って言われたじゃん!
いやん、そりゃいくらなんでも恥ずかしい。


見舞い客が来るまでは、人としゃべる機会もあまりなく、ちとさびしい感じ。

本を読んだり、音楽聴いたり、パソコンしたり、仕事のこと考えたり、と意外と時間は経つのだが、それでも持て余し気味。

ほとんど動いてもいないのに、1日2回もシャワーを浴びたりなんかして。

傷口から痰が出たりしたら、看護師さんに頼めるからちょっと嬉しかったりして。

ずっとベッドの上にいるのも飽きるから、待合スペースでこの体験記書いたりして。

待合スペースに置いてある雑誌やら新聞やらをまとめてベッドに持ち込んで読んだりして。

え、こんなエ○いの、公共のスペースに置いてていいんすか!?
どなたかご利用になられて、そのまま皆様のために寄付されたんですね。
すばらしいボランティア精神。
でも僕的には、もう少し、こう・・・


そんな感じで時間が過ぎていきました。


僕は、過干渉されるよりは放置のほうがマシだと思うタチなんで、まあよいのだが、さびしんぼにはタマランだろうな。

そっち系の趣味の人は、別の意味でタマランだろうけど。

ちなみに僕は、どっちかというとSだと思います。が、時と場合によるという柔軟性を持ち合わせています。

すみません、今日は喉よりも頭のほうがおかしくなっています。
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2006年07月16日

入院7日目 風船男

今日は、定例の検査も行われなかった。
傷口の処置だけ。

傷口は、縫わずにとりあえず自然治癒するのを待つ方針。
一応、傷口が癒着しやすいようにテープでがっちり固定。
咳をするときは、傷口から空気が漏れて開かないように、手で抑えることになる。


よく病院食の評判の悪さが言われるが、ここのメシは結構イケる。
僕は、中学から寮生活、高校も下宿、大学からは一人暮らしだから、食に対して贅沢は言わないって点を割り引く必要はあるが。
自分で考えなくても、勝手に栄養バランス考えてくれるし、楽チン。
もともと、一日2食しか食べてなかったのに、今はきっちり3食出てくる。
すばらしい食生活。
全て完食。一切残さず。

しかし、この日の晩飯はちょっと事情が違った。
なんか腹は減ってるのだが、メシを食うと胃に膨満感が漂う。
差し入れのプリンとシュークリームを食ったからか?
うーん、そんなやわな胃ではないはずなんだが。
腹が一杯というより、物理的に入りにくい、という感じ。
初めてメシを残した。

夜になるにしたがって、胸が痛い。胃が痛い。肩が痛い。
消灯時間も過ぎ、寝ようとしたが痛くて眠れない。

夜中、トイレの鏡を見ると、肩、首がパンパンに膨らんでいる。
鎖骨や喉仏が消えかかっている。
軽くたたいてみると、パフパフ!って音が。

皮下気腫というらしい。

気管に穴が開いているのに、傷口をテープ留めているものだから、咳をしたり、しゃべったりする拍子に、空気が皮膚と体の間に入り込む。
これが続くと、体がパンパンに膨れる。
抑えると、ブチブチ、グジュグジュって、気泡がつぶれるような移動するような音。

胃や胸の圧迫感も、この空気が原因。
これ、一度入り込むと、体に吸収されるまで待つしかないらしい。

ダースベーダーを脱出したかと思ったら、風船男に変身。
痛み止めとシップでなんとか対応。

平穏な夜はまだ訪れません。

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2006年07月15日

入院6日目 生産性とミッション

喉のカメラを見る限り、まだ通常よりは腫れているものの、それでも格段に腫れが引いてきた。

歩かないから足の筋肉が落ちるのが怖い。
なので、入院4日目からは、毎朝、踵上げとスクワットをしている。
さすがにあのでかい管をつけてスクワットをしたときは、本当に呼吸困難になりそうだった。
今はもう快適。
ストレッチした後、がしがし踵上げ、がしがしスクワット。
上半身の筋トレもしたいが、そりゃまだ無理かな。

定例検査。
もうメシも食えてるし、大丈夫だろうってことで、小型版の管もはずされた。
これでサイボーグ生活とはおさらば。
腕にはまだ点滴がついてるが。

他の病院に入院したことがないので比較はできないが、ここの人員体制はしっかりしている。
何より人員が十分に確保されており、各スタッフが疲弊しないようなローテーションで交代体制が敷かれているようだ。

もちろん、スタッフさんたちの稼働率は高く、常に忙しそうにてきぱきと働いてはいるのだが、疲労が色濃く出ているということはなく、大変な中でも常に笑顔。
患者さんとのコミュニケーションも密。
患者さんへのストレスが、スタッフ側からは絶対にかからない体制になっている。
精神的にヘルシーな状況で働いているので、生産性も高そうである。
特に、病院では命を預かる身として、万が一の間違いも許されない集中力が必要とされる。

これは、企業組織にも言えること。
前にいた会社は、とにかく残業の好きな会社だった。
残業してがんばってる自分たちに酔ってる雰囲気があった。
しかし、何も長時間働くことが、継続的かつ質の高いアウトプットを生み出すわけではない。
最近では、昼寝奨励、残業厳禁の企業の話も聞く。
まあ、そこまで規則にする必要はないとは思うが、人材に無理をさせないということは、長期的なアウトプット最大化という点でも合理的なことでは?
(知識労働の場合は特に、アウトプットをブラシュアップするための継続的なインプットが必要である。長時間労働が長期にわたって続いては、新たなインプットをする暇さえとれず、結果として、アウトプットのレベルが上がっていかない、という状況に陥ってしまう。)

長時間働くことがいいわけではないが、そのかわり、高生産性を維持するためのモチベーションが必要である。
そして、このモチベーションは決して金銭だけではなく、やはりその仕事にミッションを感じているか、それをやっていて気持ちいいか、そうしたことなんだと思う。

しかし、看護師さんを見ると、ホントに感心する。
大変で避けたい仕事に見えることも、笑顔で楽しんでやっているように見える。
慈愛に満ちている。
人助けにミッションを感じているというのが、表情からホントに分かる。
おそらく、人知れずストレスとかは溜まっているのだとは思うが。
究極的な顧客本位のサービス。
(ちなみに、顧客のいいなりという意味での顧客都合とは全く異なる。)

なんてことを、ここのオペレーションを見ていて思った次第。
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2006年07月03日

入院5日目 晩ゴハン

定例検査。
お、今日は矢沢先生。
きれいな御顔に、ハスキーボイスで、関西弁の姉御系。
俺はホントにサバサバカッコイイ系に弱いな。
ようし、がんばるから喉までぐいぐい通しちゃってよーー。

先生「お、いい写真が取れた。」
モデルがいいからさ!ニコ!
先生「うん、少し腫れも引いてきたかな。」
僕「え、じゃあもうメシ食えますか?(喉の穴押さえながら)」
先生「うん、じゃあ今日の夜から流動食出しとくよ。間に合ったらお昼からね。」

うっひー。
5日ぶりの食い物。
わくわく。

昼メシは待ったが出てこなかった。
しょんぼり。
お預け食らったアッシュとアレックス(実家のワンコ)はこんな気持ちなのか。

夜。
係りの人に「あのー、今日からメシが出るはずなんですがー」
「ああ、届けましたよ」

部屋に帰ってみると、そこには輝かんばかりの配膳が!
主食、おかずともに流動食なんで、2分ぐらいで飲み干してしまったのだが、自分の口で食うのはやはり格別だった。
自然と笑みがこぼれた。
見舞いの友人たちに囲まれて、とてもとても幸せな晩ゴハンだった。

友人たちは、「じゃあ、俺たちも今晩はお前に合わせて、お粥しか食べないよ。」

1時間後、美味そうに並べられた韓国料理の画像が携帯メールに届いた。
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2006年07月01日

入院4日目 点滴マスター

朝、病棟から見える空は、依然として雨雲もたなびくものの、昨日の土砂降りからはうってかわって、朝日がまぶしいくらい青空が広がっていた。
僕の状態を象徴するするような天気。

経過は良好というわけではなかったが、それでも徐々に回復しつつあるのを実感する。

喉の厄介な管は、もう少し快適な小型のものに取り替えられた。
これだと、痰が自分でとりやすいし、ブラブラしないので喉への刺激も少ない。

水は飲めるようになったが、メシとなるとまだ。
腹は減るんだけどなー。
ただ、栄養剤の点滴を打つと、空腹は治まる。
まあ、考えりゃ当たり前なんだが不思議な感じ。
それにパーフェクトな栄養バランスだから、肌なんか逆にきれいになりつつある。


治療は相変わらず盛りだくさんで、点滴も次から次へと。
僕はどうやら、血が固まりやすいみたいで、点滴が止まってしまい、針をすぐに差し替えなければならない。
普通は置き針して何日も同じ点滴の針を使うのだが、僕はほぼ毎日針を差し替えている。

この点滴、刺す人によって全然痛みが違う。
プス、グイ。
イタタタタ!
そこは痛すぎる!!

「ごめんなさーい。もう一回別のとこに刺しますねー。」

プス、クイ。
シーン。
血が出てきません。
「ごめんなさーい。弁のところだったみたい。
点滴のうまい先生、呼んできます。」

現れたのは、おとぼけ久保先生。
まじ?ホントに?

プス、スー。
あれ?全然痛くない。
点滴マスター現る。
久保先生、マジで見直しました。

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入院3日目 軽く感動

朝、昨夜の珍事のせいで、管をきつく首に巻かれた。
喉の中の風船の圧力も高められた。
やんちゃな飼い犬扱い。

いや、しかしこりゃ閉めすぎじゃない?
喉の筋肉が動くと首が絞まるんですけど。

さすがに苦しいんで、もうオイタはしないってんで、緩めてもらいました。

昨日よりは、この人工の呼吸器の扱いに慣れてきた。
裏技使わなくても、昨日ほどの苦しさはどうにか回避できる。
点滴は相変わらず一日中だし、喉の炎症を抑える吸引や痰を柔らかくする吸引、体内酸素測定、体温測定、血圧測定などなど、治療は盛りだくさん。
それでも、窒息のリスクが回避されたことで、入院生活は落ち着いたものになってきた。

本読んだり、パソコンしたり、携帯メール打ったり。

こうなってくると、メシが食いたい。
でもまだ水さえ飲めない。

やや慣れたとはいえ、やはり咳、痰、唾液、鼻水は襲ってくる。
痰を掃除機で吸うのは、専用の手袋で管も消毒した新しいもので看護師さんにやってもらわなければならないが、鼻水吸引はそうじゃないので、自分でやらしてもらうことにした。
鼻水でいちいちナースコールも悪いしね。

で、これが意外に気持ちいい。
鼻水はたまるのだが、鼻に息は通らないので、鼻はかめない。
吸引しない限りティッシュに含ませるしか方法がない。

これが実にいい勢いで吸引されていく。
鼻の奥まで管を突っ込んでみる。
お、奥のほうにも以外と溜まってんな。(食事中の方、失礼)
お、いててて、吸引口が鼻の奥にくっついた。

今日は、鼻水吸引マスターとなった。


水は飲めたら飲んでもいいとのことだったが、それまでは唾も飲み込めなかったので、試しもしなかった。

でも、その晩、ふと水が目に入った。
なんとなく飲める気がした。
ごくん。微妙にぎごちないが、飲めた。
もう一度、ごくん。
3日ぶりに自分の口で水を飲んだ。
少し感動。
もう大丈夫だ、僕は回復しつつある。
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2006年06月24日

入院2日目その4 ギャグホラー

(心臓の弱い方も、特に注意されるほどではありません。)

手術した日の夜、午前1時ごろのことだった。
うとうとしていたところへ、何度目かのピークがやってくる気配がした。

そのころまでに、僕はこのピークの苦しみを幾分回避するコツをつかんでいた。
それは、ピークがくる事前に、管を微妙にずらし、管の下の痰を口のほうに持っていく、というやり方。
これによって、管自体が痰で詰まるといことは、幾分か回避できる。
すでに、管マスターを自覚していた。

このときも、「きそう」って感じだったんで、起きて上半身をやや前かがみにし、管をずらそうとした。

ん?なんか、感覚が違う?
どういうことだ。なんか首が絞まるぞ。
おげ、咳も激しくなり出した。
ずらさなきゃ。でも首が絞まる。
ナ、ナースコール!!

「どうしました?」
「!!!!!(しゃべれない)」
筆談。
「クビが締まる」

「え?」
懐中電灯でクビを照らす。
「あ、あれ?管取れてる?そんなはずは・・。
いや、やっぱり取れかかってます。
ちょっと先生に言ってきます。」

取れてる?
だって、6,7cmは喉に入ってて、しかも風船状のもので喉に留めてあるから、とれないって先生言ってなかったっけ?

「あ、先生が来てくださいとのことなんで、処置室までそのままでお願いできますか?」
姿勢と管をそのままキープしながら、処置室まで移動。
その日の当直は初めて見る若い先生。
先生「あれ、取れてるじゃん」

というわけで、取れるはずのない管が取れてしまいました。
喉に穴開いてます。
喉から血が流れてます。
ギャグホラー。

新しい管を入れなおすことに。
しかし、一つ問題が。
喉の中を広げる道具がないらしい。

試しに、ぐりぐり入れてみる。
入らない。
軟骨なんかに当たって入らない。
しかも痛いぞ。
麻酔切れてるし、痛み止めも切れてる時間。

もう一度ぐりぐり。
いやいや無理だって。
これで、血管とか神経とか傷つけたらどうすんだよ!
若者、大丈夫か?

「やっぱ、道具別のところから取って来よう。ちょっと待っててね。」

処置室で喉に穴開いたまま放置プレイ。

道具到着。
道具を喉に突っ込んで、ぐい!
看護師さんがそれを抑えとく。
その間に先生が管を差し込む。

完了。
ほっ。

どうやら、麻酔と痛み止めが切れた感覚が、クビが締まってる感覚に似ていて、僕が激しくずらしてしまった勢いで管が抜けたようだ。

いや、焦った、焦った。
新しいのついて一安心。

安心したら、眠くなった。
気づいたら、朝まで3時間ほど眠れた。
ホラーな夜だったが、久しぶりにまとまった時間眠れた夜でもあった。
posted by nao at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | お笑い入院体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月15日

入院2日目その3 溺死体験

(お食事中の方、微妙にご注意を。)

喉から垂れ下がっている管の先っぽには、湿気を確保し、ちりやほこりがなるべくはいらないようにするための「人口鼻」が取り付けられている。
そのため、息をするたびに、コーホーって音がして、ウォーズマンかダースベーダーのような感じ。

そうはいってもやはり、ちりやほこりは入る。
ちりやほこりが入んなくても、管が喉に入っている。
つまり異物が喉に当たっている。
だから、条件反射で、咳と痰がひっきりなしに出る。
管から下の痰は、管から出る。人口鼻をとりはずして、管から出る痰をティッシュでぬぐう。
ただ、すべての痰がきれいに出てくれるわけではない。
管に引っかかったり、喉につっかえたりで、苦しくなるとナースコール。
で、管から細い「掃除機」を逆流させて、これらを吸い取る。
これがまたつらい。
異物そのものが喉に進入してくるわけだ。
これがさらなる咳を誘発する。

管でさえぎられているから、管から上の呼吸器官である口や鼻は、今や呼吸器としての機能はなんら果たしてくれない。
それどころか、鼻水と唾液と痰の温床。
これがまたひっきりなしに出る。
ティッシュで拭う。

僕はもともとそんなに気管支が強いほうではない。
咳が出だすと、とまらなくなる。
鼻水もとまらなくなる。

とにかくひっきりなし。
ティッシュはすぐになくなる。
ゴミ箱はすぐにマンパン。

咳と痰と鼻水と唾液の発生のタイミングが悪いときは、地獄。
本当に息が出来ない。
鼻水と唾液の処理に追われていると、管からの痰が間に合わない。
うまい具合に管から痰が出てくれないと、つまる。
つまると息が吸えない。
咳は出るから息は吐くが、吸えないのだ。
ここは冷静に深呼吸を、といっても深呼吸が出来ない。
逆に深呼吸できると、咳が誘発される。

看護師さんが駆けつけるまでの、溺死体験。

「掃除機」で管の中から喉を吸ってもらう。
げっほげっほ。
鼻から管をつっこんで、鼻水を吸い取ってもらう。
けほ、けほ。
ほー、やっと落ち着いた。
汗びっしょり。腹筋使いまくり。

この溺死体験が、何度となくピークとなってやってくる。

僕は、今まで入院したことがなかった。(正確には、赤ん坊の頃一度だけ生野菜食って運ばれたことがある)
不謹慎ながら、一度ぐらい入院してみてもいいかなと思っていた。
そして、看護師さんや女医さんに溺れるのが、僕の理想の入院生活だったんだ。

ところが現実は、自分の痰と鼻水と唾液に溺れている、という笑えないオチ。
お後がよろしいようで。(よろしくねーよ!)
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2006年06月05日

入院2日目その2 手術顛末記

超健康優良児の僕にとって、本格的な手術はもちろん初めての体験。
体にメスを入れたことはあるが、それは処置室でのことだった。
(まあ、1時間半ぐらいかかった施術ではあったのだが。でも施術前、僕はその病院の近くにある築地市場に立ち寄り、マグロの寿司を堪能して行ったぐらい、緊張感に欠けていた)
今回は、時間は30分の予定と短いが、かなり本格的。
手術に対する緊張感はあったものの、初体験のことに対する好奇心もかなりくすぐられていた。
そして自分で言うのもなんだが、冷静で特に恐怖心もなかった。

緊急に手術がその日の午後2時に決定されたことで、昼前から忙しくなった。
心電図にレントゲンと、別の階から別の階へと点滴つけたまま移動。
多数の外来患者の波を、点滴台を押しながらすり抜けて歩く。

僕は他人の見舞いに病院に行ったとき、点滴をつけたまま歩いている入院患者を見て、かわいそうだなーといつも思っていた。
今日は、周りから見れば僕がかわいそうな人。

しかし、ホントに大学病院ってのは患者さんであふれてるね。
緊急だってのに、それでも意外と待たされる。

すべて終えて部屋に戻ってきたときには、手術開始1時間前を切っていた。

やべ、やり忘れていたことがある。
ウ○コをしてないぞ。
点滴だけだから、ウ○コが出にくいし、少ない。
しかし、出にくかろうが少なかろうが、出るときは出る。
それが手術中に、大勢の人前でなんて洒落にならん。
腹切りもんだ。

意地でも手術前に出す!
そこで手術までの残り少ない時間、腹のマッサージを繰り返す。
しかし、反応ニブ!

おい、まずいぞあと10分で人が部屋に呼びにくる。
と、ここで、んん?微妙に腹が痛い。いい反応。
おお、おお出てくれたぞ。思った以上にまとまった量。
神がかり!

トイレから戻るともう人が待っていた。

いざ、戦場へ。
点滴受けたまま、車椅子に乗せられながら、手術室へ向かった。
途中で手術台用の狭いベッドにお乗換え。
メガネをはずして、スタッフに渡す。
僕は、目が極端に悪い。
普段はコンタクトだが、体調崩してからはメガネをかけていた。
僕はコンタクトしたまま寝るし、メガネしたまま寝る。
コンタクトもめがねもしない時間帯は、今となってはほとんどない。
裸眼にさせられることが、僕にとって非日常の体験の開始。

ベッドに載せられながら、長い廊下を通って手術室まで移動。
景色を観察しようとしたが、裸眼だし上向いてるし、ほとんどわからず。

手術室に到着すると、多数のスタッフがスタンバっていた。
メインの執刀医は、作本先生(仮名)。
彼、顔に似合わず、強引なところあるからなー。(命を救ってもらうってのに、スミマセン)
いつもの検査では、痛いって言ってんのに、構わず鼻に突っ込んでぐりぐり進むし、
喉まで達したあとに、器具の操作手順を人に確認したりして、放置プレイとかするし。
助手の執刀医は、久保先生(偽名)。
彼女は、愛すべきおトボケ・キャラ。(命を救ってもらうってのに、スミマセン)
他の先生が、かなりのリスク認識を持って僕を見ていたのに対し、彼女だけは「手術しなくて大丈夫だと思うんだけどね」と言っていた。
「水飲めたら飲んでね。」って、いやいや水飲めてたらここに入院してないって。

一抹の不安を抱えながらも、僕はもうまな板の上の鯉。
血圧測定、心電図とりつけ、酸素噴出口設置などなど着々と手術準備が進められる。
しまいには手まで拘束、身動きとれない状態になった。
こうなったら、鯉は鯉らしく、潔く。


僕の顔に緑の布が覆い被せられ、いよいよ戦闘開始。
幸か不幸か、部分麻酔なんで、僕の喉を掻っさばいて、チューブを喉の奥深くの気管につっこむ、その過程を、すべて自分の意識下で行われる。全過程を記憶にとどめておける。

まずは切開部をペンで確認。
喉の下のほう、鎖骨の上あたり。
へー、そんなとこ切るのーって、事前説明で分かってはいたものの、やっぱ切るとこが切るとこだけに微妙に緊張。

次に麻酔。
喉にぷすぷす。
痛いは痛いが、思ってたほどの痛みではない。

しばらくすると、バチバチ言いだした。
レーザーメス?
焦げる匂いもしないから、普通のメスかな?
布の上での出来事だから、よくわからん。

とにかく、作業の過程は、
クビを切開する。
気管までの障害物である血管、神経、リンパ、甲状腺、軟骨などを注意して押し分ける。
気管まで到達したら、気管の節の部分を切開して穴を開ける。
特殊な管を穴に突っ込んで、首からぶら下げる。
これで気道確保。

書けば単純なんだが・・・
おい、何故そんなに力入れて開こうとするんだ、喉が裂けちゃうぞ。
そこは麻酔が効いてないよ、痛いよ。追加。ほっ。
はい、また力いっぱい開くよ。
血管なんか誤って切らないでね。

なーんてな感じで、お、ようやく気管に到着。
気管切開は久保先生の役。
「あれ、ここですか?違いますね?」
「いや、こっちからだと逆手になっていて」

おーーい、大丈夫?
ってホントに俺は下から「大丈夫?リラックス!」って声かけちゃったよ。

顔の上に被さってる布がずれてきて、酸素吸入口を塞いじゃうし、暑いし、なんだか上ではごたごたしてるし。

お、いよいよ気管に穴を開ける瞬間。
かひょっ、って音がして、同時に空気がそこから漏れ始める。
で、喉の外から管を突っ込む。

完了。

ふう、暑かった。
早くこの布を取ってくれ。
腕を自由にしてくれ。

とにかく無事完了したことで、ほっとしたという以上に、暑さから開放されて助かった、という感じ。

周りのスタッフからは、なんだか落ち着いてるねと言われ、言葉を発せないので、とりあえず笑顔をふりまいといた。

ベッドを手術用から乗り換えて、自分の病室へ搬送。
戻ってきたら4時前だったので、病室を出発してから2時間近くたってる。
手術は30分の予定だったが、結局1時間ぐらいかかったんではないかな。

これで、しばらくしゃべることはできない。
人間が声を発する仕組みは、声帯に空気があたって、声帯が振動することで音が鳴る仕組み。
声帯より下で空気の出し入れが行われるので、声は出ない。

まあ、その後待ってる地獄に比べれば、しゃべれないなんてどうでもいい問題だったのだが。
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入院2日目その1 手術かよ!

とりあえず生きてます。息出来てます。

が、ヤマは超えてません。
むしろ、悪化してるっぽい。
水も全く入らなくなった。
人間が物を飲み込むとき、喉の筋肉が収縮し喉仏がせりあがり、気管のみを塞ぐ。
そうなることで、物が気管に入らないような仕組みになっている。
しかし、今の僕の場合、件の喉頭蓋がが腫れ上がっているため、食道も塞いでしまう。
それ以上に、昨日より微妙に腫れが進んでいるっぽくて、呼吸がさらにスムーズじゃなくなっている。
今、気管切開手術をするかどうかの瀬戸際だ。

それにしても、昨夜はキツかった。
ほとんど眠れない。
喉の腫れが痛い。
水分さえ取れないので、喉が渇く。
微妙に脱水症状。
いい加減我慢したが、とうとう看護師さんにお願いして、夜中の異例の点滴となった。

唾液も飲み込めないので、口にたまってくると吐き出す。
酸素吸入を続けていたこともあって、鼻と喉が乾燥する。
ウイルスだか細菌だかを退治するべく戦って、戦死した白血球が痰となる。
乾燥してる分粘っこい。鼻汁もなかなか取れてくれない。
そうすると、トイレへ。
粘り腰の彼らを寄りきろうとするが、気圧の関係で胃酸が逆流する。
逆流した強酸性の胃酸がまた喉を炎症させる。
痛みがひどくなる。腫れも退かない。
水が飲めないので、胃酸を薄めることも出来ない。
うがいでごまかすが、うがいで微妙に残った水が、逆流しまた喉を刺激する。
落ち着いたらベッドに戻る。

そしてしばらくすると、唾液がたまり、白血球が戦死し、粘り腰の彼らを退治するべくトイレへ・・・
これを永遠に繰り返す。

しかも体温調節がうまくいっていないのか、単に熱があるからなのか、寒いなと思って布団を被ると暑くなる。暑いなと思って布団をまくると寒くなる。
これを永遠に繰り返す。

眠れねー。
まあ、まともに眠って呼吸困難に陥っても困るから、いいかと思っていたが。
(そのわりに、うとうとして喉の痛みで起きること数回。かなり悠長)

と、そんなこんなを繰り返しているうちに朝となった。
痛み止め兼解熱用の座薬を、かわいい看護師さんに2度ほど突っ込まれました。
恥辱。


喉が強烈に乾燥してしまったため、喉の壁面やら困ったちゃんのコウトウガイくんやらが滑らずにくっつく。
おい、こっちのほうがよっぽど苦しいぞ。
まだ酸素は自分で作り出せるぞ。
ということで、酸素吸入を停止してもらった。

経過検査。
鼻から喉に向けて細長―いカメラを突っ込む。
昨日から数えて4回目。
鼻、喉の調子が良ければまあ我慢できる検査だが、調子悪いと地獄。
鼻水で息できねーし、上向くから困ったちゃんのガイくんに気管ふさがれるし、カメラが怒張したガイくんをつつくし。

おいおい作本センセ(仮名)、俺にカメラを突っ込んだあとから、操作手順を人に聞かんといて!
早くぅー、今日は特別苦しいのぉー。
タイムアウト!
鼻水と痰と唾液と鼻に噴射した麻酔薬をぶちまける。

落ち着いたところで、再開。
うーん、改善見られず。
どうやら、かなりの重症らしい。
手術するかどうか他のセンセと話し合うとのことで、解放された。

ってなことを書いてるうちに、別の林先生(仮名。キャリアウーマン風)による同じ検査。
で、手術勧告。
手術の内容は、腫れている部分よりも下のほうで気管に直接穴をあけ、管を通して、息が出来る気道を確保する、というもの。
いつ呼吸困難になるかわからないリスクを背負い続けるよりは、手術をすべきだ、と。
それに、夜の当番のスタッフは、僕がいつ呼吸困難になるかと、ビクビクしながらスタンバっているらしい。
そんなに要注意患者だったのか。
確かに、ナースステーションに一番近い病室なんだよな。

わかりました。わかりましたよ。手術しますよ。
まあネタになるしな。
でも金かかんなー。
信頼してお任せしますから、院内感染とかしゃれにならんことだけはやめてね(ハート!)

院内感染といえば、僕の友人の母君が、「院内感染」というベストセラーを書いていたのを思い出した。
友人の父上が患者さんだった。
心理学の教授だった。
たいしたことない手術のはずだった。
そこに描かれていたのは、院内感染の身近さ、家族の無念さ、やり切れなさ。
そして父上は亡くなった。
こんな形で人生を終えなきゃならないなんて、「運命」では片付けられない。
だから絶対に院内感染なんてごめんだ。
頼むぞ!

今回のことは、天から尻をたたかれたものと思っている。
悠長に構えてると人生はそんなに長くないんだよ、と。
死は意外と身近にあるもんだよ、と。
だから、死ぬとき後悔しないためには毎日を充実させなければならないよ、と。

退院したら、それこそ後悔のない人生を送るために、さっそく、今計画中のいくつかのことをやるぞ。
だから早くここから帰してね。

では、手術に行ってきます。
終わって落ち着いたら、顛末記を書きます。
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2006年06月02日

潜入体験ルポ 入院1日目

いやー、なんと入院してしまいました。

物心ついて以来、初の入院。点滴さえまともにうけたことなかったのに。
(生まれて間もないころ、離乳食中だったのに生野菜を食って入院した体験はあるらしい。)


最初はなんだか喉が変だなーと思っていた程度だった。
昔、何度か喉の炎症にかかったことがあったので、喉飴なめるぐらいで経過を見ていた。
ところが、3日目ぐらいに次第に痛みが激しくなり、熱も出だした。
喉の痛みと発熱で、夜何度も起きなければならなくなった。
そこで、近くの診療所の内科にかかった。
そのときは、喉をチェックされ、「うんツラそうだね」と言われた以外、特段何か病名を言われることもなかった。
僕のキューティーヒップにブスリと一本、あとは薬を何種類かもらって放免。

ところが、病状は良くならないどころか、悪化の一途。
腹は減るから飯は食えるのだが、固形物はスープ状のを食うのがやっと。
(喉に刺激物はよくないとわかりつつ、残りもののカレーをカレースープにしておいしくいただきました。)
夜は相変わらず、寝付けず。
翌日の朝には、薬どころか水さえ飲むのが困難になった。
とにかく飲み込むという行為ごとに、飛び上がらんばかりの激痛が走る。
同時に、物理的に水が通る道が明らかに狭くなっているのを自覚する。
こりゃ、風邪じゃないぞ?

僕は普段は健康優良児。
健康診断もこの間初めて受けた人間ドックもなんの問題もなし。
いつもほとんどオール5状態。
風邪で寝込むのも数年に一度。
たとえ熱を出したとしても食欲は衰えず、それほどつらそうにも見えないらしい。

こんな僕でも、さすがに薬も水も喉を通過しないとなるとお手上げだ。
観念して、ちょい大き目の病院、しかも喉の専門化である耳鼻咽喉科にかかった。

診察の結果は、急性喉頭蓋炎。
喉頭蓋とは、気管へは空気を食道へは食物を通す弁の働きをする部分。
ここが炎症を起こしてかなり腫れている。ぱっと見通常の5倍。
さらに、喉頭蓋の周辺や奥の声帯までもが大きく腫れている。
そして、なんと、水どころか空気さえ吸い込めなくなる(つまり窒息死)の可能性もある、とのこと。
喉の病気で最悪のものらしい。(喉の病気で死の危険があるのはこれだけだと)
しかも僕のはかなり重症と。

ということで、強制入院。
その病院では対処できないとのことで、某大学病院に緊急移送。
でも付き添う人員はいないから、タクシーで自己責任で行ってくれと。
(つまり、その間死んでも責任は持ちませんという意味)

・・・そりゃモノが喉を通らないんである程度覚悟しては行ったが、その病院には10分トホトホと歩いて行ったし、診察開始までは近所のコンビニで立ち読みしてたし、・・・

それが窒息死の可能性がある、と。

認識が足りないのは本人(と、たぶんタクシーの運ちゃん)だけ。
その病院出発前にも万全を期して抗生剤の点滴を打たれ、某大学病院に着いてもソッコーで検査→点滴→入院。
入院部屋までは車椅子移動。
さっきまで立ち読みしてたのに。
ホントに急激に容態が変わる可能性があるらしい。
かなり強い抗生物質を次々と点滴される。

とにかく何が切ないって、物が食えないので、腹が減る。
その点滴アミノなんちゃら、栄養剤だろう、をかわりしたいぞ!

ということで、今、点滴受けながらこれを書いてます。

今夜がヤマらしい。
やばくなったら、気管を切開して管を通す手術が敢行される予定。
そうならないことを願っています。

それにしても、あのヘボ内科!
俺をコロす気か!2時間近く待たせた挙句、喉の上のほうをチラ見しただけで判断。
奥の方までちゃんと調べたら、その時点で分かったんじゃないの?
(いや、あの爺さんじゃ分からなかったかも)

もう僕はあの町医者には二度と行くことはないでしょう。
ブランド価値崩壊。
顧客離散してしまえ。
というか、医者って職業は、特に客(患者)のニーズに敏感に反応しなければならないんじゃないの?
命を預かる身だぞ?


今回の教訓。
その1 問題は小さいうちに解決せよ。
その2 やはり相談するなら専門のプロ。

経営者、投資家のみなさん、相談するならファイナンスのプロである僕にご相談を。
問題が大きくならないうちにね。

posted by nao at 21:01| Comment(0) | TrackBack(2) | お笑い入院体験記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする