2016年06月16日

舛添さんの件

いやー、もう決まっちゃったんで今更言っても詮無きことなんだけど。
でも書いておく。

確かに彼のカネの使い方は異様だったんだけど、
これって、歴代の面々はどうだったの?
もしある種の慣行だったんなら、全部彼のせいなの?

例えば、石原さんのときの使い方と比べて、あまりに放漫で姑息、ってんなら分かるけど、そういう話一切出てこなくて、今になってようやくちらちら出来てきた感じだよね。
これ、「出張の時は、こうなっています。」とか言われたら、9割の人は、いや使い過ぎやろと思いつつ、「ああ、そんなもんなのかな」って、乗るんじゃないの?

いや、そのまま乗ったんだか、あるいはさらに上乗せしちゃったのか俺には分からんが、ともかく他人様の汗水たらした税金で豪遊したり公私混同したりできちゃう精神性はダメなんだけどさ。
こんな税金の使い方はダメだ!と言って、改革してくれるタイプに首長やってもらいたいわけなんだけど。
ただ、ああいうのって、この出張にはこういう業者がこの値段でって、もう既得権化していて、それを全部一々ひっぺ返していくのって、相当な覚悟とパワーが要るもんだよ。
それこそ橋下さんぐらいのさ。

そういう精神を持ち合わせていなかった時点で、舛添さんはダメなんだけど、でも、ここまではもうサンクコストだよね。
当初の彼の態度とかからは、こりゃあかんな、って感じだったんだけど、ここ数日の感じからすると、これから給料返上して、反省して、厳しい目の中で真摯にやらざるを得ないはずだから、これある意味最高の公僕じゃん。
それでいいんじゃないの?
シリコンバレーで会社倒産させた人が、経営者として登用されるみたいにさ。


でも、まあこうレイムダック化したら、実務側のリスペクトが得られないかもね。
「これは無駄だから、こうカットして、その代わり…」「あんたが言うな」みたいな。
それに、「ちゃんとやんないと辞めさせられる」という先例にはなるのかな。

まあ要するに、ああいう話が出始めたって時点で、梯子はずされちゃってたんだろうね。

僕は、舛添さんを擁護したいとかいう気は無い。
まずもって都知事選時点で、ああいうタイプ(どういうタイプ?笑)には改革なんて無理と思ったので、当選しないだろうなと思いつつ意思表示のために家入さんに投票したんだよね。
だからといって、俺には責任がないというつもりはなくて、むしろ逆というか、なんで今更これを書き留めているかというと、声をあげなかった自分への反省から。

「皆冷静になろうよ。むしろ、一回失敗した人の方が、厳しい目に晒されながら、改革に邁進してくれるんじゃねーの?」と声を上げなかった反省から。
ここ数日でその流れが変えられたのかは分からんけど。

言っても無駄だし自分のやるべき事に集中しよ、って思ってたんだけど、それってある意味、公共心が足りなかったってことだよね。
公共心って言い方はくすぐったいけど、要するに「俺らの〜」って意識。

それから、ああいう使い方しても、東京の財政は屁でもないって分かったんだから、皆で、ふるさと納税をしまくるってのもいいかもね。あの制度も問題ありなんだけどさ。
それに、納税先がこれまたどう使ってくれんのかとか、把握している人少ないんじゃない?
で、都の話だけど、実際、都主催のセミナーとか行くと(俺じゃなくて知人の話)、なんだか無駄なもんタダで配ってたりすんのよ。これって随所にそういう体質があるってことだよね?
要するに、無駄なもの削って必要なもの、例えば子育て支援とかにカネ回そうっていうインセンティブは働いてないんだよ。
でもこういうのって、そこにいる人たちのせいにしたって何も建設的なことは無いのよ。仕組みを変えないと。

こういうのは、もっと声を上げるのも一つの手なんだろうな。
沈黙は美徳っていうか、黙って行動で示すってのも美しいんだけど、でも、声を上げるってのも責任の一つの果たし方なんじゃないかな、と思った次第。
あんまり行き過ぎて、赤組と黄組に分かれて公道使って騎馬戦、みたいなことになっても困るんだけど。


舛添さんは、ああなったらしばらくまともな活動はできないね。
せっかく失敗したのに、それを活かしてくれる機会を俺らが奪っちゃったわけ。

こうなったら、「しくじり先生」で洗いざらいしゃべって、俺らに失敗の経験をシェアしてもらうぐらいしか、当分活躍の場がないのかな。

posted by nao at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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