2006年10月31日

ソフトバンクの「予想外割」が価格破壊だとしか報道されない件について

以下、あくまで僕の想像だと最初にお断りしておきます。

確かに、「あるセグメント」については、価格を下げてシェアを獲りたい、という狙いは間違いないと思います。
ただ、予想外割の内容をよく見ると、顧客セグメント別の価格ターゲティング戦略の面も大きい気がします。
21時から午前1時の時間帯の通話時間が月200分を超えると、30秒につき20円かかるらしいですね。月200分というと、日に6分の計算なので、ヘビーユーザーならすぐ超えてしまうラインではないかと思います。
つまり、この価格設定は、ライトユーザーには割安ですが、ヘビーユーザーには割高な料金設定になっています。
おそらく、事前のマーケティングの結果、ライトユーザー層は価格弾力性が高い(価格低下に敏感に反応して契約会社や契約内容を変える)のに対し、ヘビーユーザー層は価格弾力性が低い(価格を上げても契約会社や契約内容を変えない)ということがわかっていて、その上で、付加価値をなるべく多く得られる料金設定にしていると思われます。

また、価格メニューが非常にわかりにくいのですが(ソフトバンクだけではないですけど)、これも、あえて分かりにくくしているのではないかと思います。
シェアの低いプレーヤーが、ゲームのルールを変えるために、需要と価格の関係に混乱を起こしたい、ということもあってのことだと思います。
混乱に乗じて、シェアをかっさらう、そのためのツールが、インパクトの強い謳い文句と孫さん御自らの販促支援、というわけです。


別に、ソフトバンク批判ではありません。
ただ、企業の付加価値を減らしてでも業界の価格破壊に貢献する、というイメージとはちょっと違う面があるのではないかな、ということです。
むしろ、企業としては当然の策と言えるものです。
すべて僕の想像ですが。

と、ここまではよかったものの、謝罪会見場でメディアに「条件によっては他キャリアよりも高いんじゃないか」と突っ込まれた途端、孫さんがその場で価格を引き下げたりと(当然、その時点では販売現場には伝わっていなかったようです)、行き当たりばったりの匂いがプンプンするのも否めません。神輿と担ぎ手に距離があるんかしら。

PS.あーそれから、販売店が携帯電話「全機種0円」のキャンペーンを張っていますが、よく聞いてみると、あれ、売掛にして売ってるだけであって、決して0円ではありませんので、皆さんご注意を。
JAROってなんじゃろ。
posted by nao at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 経済(学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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