2012年03月30日

テレビをこうして作ってみては? 〜未来の消費者は何をありがたいと思うのか

先のエントリーの、残りの4割に関する話。

シャープは、フォックスコンの資本を受け入れて、アップルTVへの液晶の採用を狙っているらしい。
あれ?もう自分たちでは新しいコンセプトのTVを作ることはあきらめたの?
今後、TVの付加価値は、どこに一番落ちるか考えると、部材供給だけはあまりにもったいない。

TVはなぜ全部同じなのか?
どこが作ろうが同じ。
これで儲かるわけがないよね。
でも、消費者側からすると、TVってまだまだ改善の余地があるはずなのだが。

たとえば、テレビにネットと決済機能つけたなら。
CMに出てきた服を、見た瞬間、購入してカードで決済、とか出来るね。
あるいは、ドラマで好きな女優さんが履いていた靴、あ、かわいいと思ったら、すぐにブックマーク。
ドラマが終わったら、その詳細情報をテレビ画面で見られる。気に入ったらポチっ、購入、カード決済。
その場ですぐ購入とならないような車なども、その場でブックマーク。同じ画面で車のスペックや近くのディーラーがすぐにチェックできる。

そうしたら、受像機としてのテレビだけじゃなく、メディア業界が変わるかもしれない。
これまで、TVCMの効果、いわゆるROIは霧の中だったのだけど、かなり補足できるようになるだろう。
そうしたら、スポンサーはどれだけ助かるか。

ネットにやられっぱなしだった広告費は、TV側が復権するかもしれない。
そもそもテレビとネットの対立軸で考えなくてすむようになる。
ネット側にTV映像を、ではなく、文字通り、テレビ側がネットを取り込む形で融合できる。
消費者はとても楽。

代理店も、まともにROIで勝負できるようになる。

CMや番組の作り方は、当然変わるだろう。
なんだかよくわからない、単なるイメージだけのCMは減るだろう。
本当に消費者に有用な情報がCMに流れるようになる。
消費者は、単なる漫然としたCMではなくなるので、CMスキップも減るだろう。
ドラマなんか、色々作りようがあるね。

視聴者の属性情報なんかもとれるだろうから、ターゲット層へのリーチが今までとは比べ物にならないぐらい明確に効率化するだろう。

これはあくまで僕の妄想だし、実際そうなるかはわからない。
でも、こうした、「未来の消費者が何をありがたいと思うか」という妄想が、他社にない稀少性を生み、それが価値を生むのだと思う。
少なくとも、どれだけの大画面だとか、人間の目には違いが分からないほどの精彩さで勝負するとか、ミリ単位で薄さを競うとかよりも、よほど付加価値を生めるだろう。

日本のものづくりをを残していきたいなら、技術の高付加価値化以上に、実はこうした発想の仕方こそ大事になっていくだろう。
別にこれは、ものづくりに限らないことだけれど。

「未来の消費者は何をありがたいと思うのか」

posted by nao at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/261263332

この記事へのトラックバック