2006年07月18日

組織の知恵

最近、「企業価値評価(株式投資)入門」を更新していませんが、あれで終わりでは全然ありません。
続きを期待している方、少々お待ちを。
書いときたいことが色々ありまして。

で、今日もまた企業価値評価とは別の話。


06年7月6日のエッセイで便宜的に「組織の知恵」という書き方をしたが、内容はこういうこと。

たとえば、ビンに入った豆粒の数を推定する。
当て推量の者、数学的に解析する者、など複数人に別々に推定させる。
すると、全員の推定の平均は、一人ひとりの推定よりも実際の値に近くなるそうだ。
詳しくは以下参照。
http://www.chikawatanabe.com/blog/2005/04/post.html

ちなみに、全体が個の能力を上回るための前提条件は、構成員が「独立し」「分散し」「それぞれが勝手な理解の仕方をする」こと。


このことのインプリケーションの一つは、一人で考えるよりも大人数のアイデアを集めたほうが、よりブラッシュアップされるってこと。
これが組織の知恵だが、大人数のアイデアを集めることができれば、「組織」形態にする必要はない。
個人間のネットワークがそれを代替出来ればいいわけである。

逆に言うと、その「組織」だけに「考える人」を限定する必要はなく、より多くの人間に考えさせたほうが、よりブラッシュアップされることになるわけで、それがオープンソースの根拠。

もっと卑近なインプリケーションは、多くの人と話をすること、多くの本を読むこと、などにより自分とは違う知識や視点を得ることがいかに大切かってこと。
あるいは、同じ材料を多角的に見ることができる視点を持っている人が強いってことにもなる。


別のインプリケーション。
同じような考え方をする人が多数いても意味はないということは、前提条件を見れば明らか。
腰ぎんちゃくはいらない。
上の意見にハイハイ従うだけの人間は貢献度低し!ということが実証されているわけですね。
ドキッとした人は、今すぐ勇気を持って行動を変えましょう。


さらに別のインプリケーション。
株式市場がもっと効率的になれば、市場をアウトパフォームするのは難しくなるってことだな。
(でも、今のところそこまで合理的な値付けがされているわけでもなさそうだけど。それに他人の意見に流される人、結構多いし。
ちなみに、他人と「結論」が同じになることを悪いと言っているわけではありません。)


(追記)最近では「集団の知恵」という言い方が定着したようですね。
posted by nao at 16:03| Comment(6) | TrackBack(1) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まだ入院してるの?
Posted by ぴろきち at 2006年07月21日 12:41
私も2週間前から高熱が出て、ずっと微熱が続き、下痢してます。あまりにも長いので、悪い病気かと懸念していたところ、貴殿も入院しているとのこと。同じ病気かもしれません、症状を教えて下さい。
Posted by ななこちゃん at 2006年07月21日 17:48
ぴろきち君
久しぶり。もう退院してるんで大丈夫です。体験記をアップしてるだけなんで、心配無用です。


ななこちゃん-san
えー、僕のは38-39度ほどの熱が出て、喉が3日ぐらいで異常に痛くなったんですが、下痢はしてませんでした。
いずれにしろ、早いとこ医者には行った方がいいんでは?ある程度、でかくてきちんと原因を特定してくれるところへ。町医者の爺さんはだめです。
Posted by nao at 2006年07月21日 22:06
偶然ここへ辿り着いた。
何書いてるか全然わからずおもろいです
頑張ってね。
Posted by ミナヲ at 2006年07月21日 22:55
どうもご無沙汰です。
入院したのも、個人事務所開設も全く知りませんでした。
何の仕事してるんですか???
Posted by じろう at 2006年07月21日 23:28
ミナヲ-san
えーっと、肯定的に捉えていいもんか、否定的に捉えるべきか。(笑)
勝手に肯定的に捉えておきます。
よろしければ、またいらしてください。


じろうちゃん
久しぶりー。新宿カラオケ以来?元気?
えー、もうちょい活動の範囲を広げようと思っておりますが、ひとまず右サイドの「written by」をご参照。お知り合いでこういうの求めてる人いたら、こんなやつ知り合いにいるよって言っといてー。
Posted by nao at 2006年07月23日 03:10
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Tracked: 2007-11-02 15:40