2010年01月28日

精緻に間違えるより大らかに正しい方を

昨日のエントリへのコメント欄でのご質問、回答が長くなったのでエントリにしました。

コメント

学生です。会計分野でMAに携わりたくバリュエーションの本を読んでますが、予測が絡む種々のモデルで物凄くモヤモヤしています。実務で扱うのは、もっと精緻なモデルなんでしょうが…


精緻なモデルっていうと、こういうのです。

モンテカルロDCF、リアル・オプション」(クリック!)

色々論文はあると思いますが、大体こういうのの派生では?

精緻と言ってもこんなもんです。
これはこれで新たな限界があるわけです。

精緻に間違えるより、大らかに正しい、というか納得感があるほうが、重要だと思います。

あ、それから、DCFで割引率にCAPMとか使うのも、今の教科書ではそう書いてますが、ダメですね。
あれも精緻にやろうとして(精緻でもないが)、結局間違えるパターン。

というわけで、結論は、精緻にしても予測の精度が上がるわけではないので、ざっくり前提を置いて(例えば、人口がこれぐらい増えるので、これぐらいの成長率でとか)納得感のある落とし所を探る、というのが実務です。
タグ:経済 金融 投資
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