2008年11月24日

大恐慌時と単純比較する輩たち

現在を大恐慌時に見立てて政策を議論することがまかり通っていますが、資本市場の自由度や為替制度が当時と現在では全く異なります。
そうすると政策効果が異なってきます。

自称エコノミスト、自称ストラテジスト、政治家の皆さん、あなたがたの発言は影響が大きいので、無責任な言説を垂れ流すのは止めてください。マスメディアの皆さん、あなたがたの影響は依然として大きいので、本物かエンターテイナーかを判断せずに、彼らの言説を垂れ流すのは止められた方が、ご自身たちのためだと思います。意味が分からない方は、マンデル=フレミング・モデルが何を示唆しているかぐらいは知ってください。
(僕は理論万能主義者ではないですが、政策のベクトルはある程度判断できると思っています。)

情報を受ける皆さん、有権者の皆さん、フーバーだのルーズベルトだのと大恐慌時と「単純に」比較して財政出動・公共投資と語る人は、あまり信じるに値しない人だと考えたほうがいいです。
不況になると必ずこういう単純比較主義者が出てきますが、彼らは「資本市場の自由度の違いや為替制度の違いによって、政策効果が変わる可能性がある」ということを知らない人たちです。

本物か偽物かフィルタリングをかけるいい機会です。
彼らの発言をよく覚えておいてください。
posted by nao at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済(学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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