似たような質問をいただきましたので、整理しておきます。
サブ・プライムの話が、なぜCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)問題と関わるのか、ということです。
まずCDS(credit default swap)の説明から。
CDSクレジット・デフォルト・スワップの仕組み自体は、簡単なものです。
A銀行が、ある企業に貸付けをします。
A銀行は、貸し倒れリスクを分散するために、デフォルトした時の損失補てん契約をB銀
行と結びます。
A銀行は、いざというときに損失補てんしてもらう代わりに、B銀行に定期的にプレミアム=保証料(金利みたいなもの)を払います。
これがCDSです。
A銀行がB銀行からCDSを買った、ということ。
これそのものは、サブプライム・ローン問題とはなんら関係のない話だったのです。
CDSの価格とプレミアムの付け方は、対象企業の倒産確率が基本なのですが、本当はA銀行の信用リスクやB銀行の信用リスクも絡んできます(ここがミソ)。
それから、上の例ではA銀行がB銀行からCDSを買っていますが、B銀行がA銀行から買うケースもあるわけです。これが相対。そうすると、BS上は相殺される。
しかし、問題が発生すると突如…。
だから、メディアが騒いでいるように、CDSのマクロの残高合計をとってああだこうだというのは正しくない。
本当は、みんなでCDS契約の相対を解消すればよかったりするのですが、問題は、解消しようにも今やまともに評価ができず、大暴落。ここにサブ・プライム・ローン問題が関わってくるわけですが・・。
サブ・プライム・ローンは、CDO(Collateralized Debt Obligation債務担保証券)の一種です。略語で書くとCDSと似ていますが、全く内容の異なるもの。
こちらは、住宅ローンを住宅を買いたい多数の人に売って、そのローン支払いのキャッシュフローを原資にした証券化商品を組成して、投資家・金融機関に売ったもの。
この元の住宅ローンが焦げ付いたので、最終的に買った世界中の投資家・金融機関に波及してクレジット問題になった。
ごちゃ混ぜにして組成したので、こちらもまともな価格評価ができない。金融機関の信用問題になる。そうすると金融機関発行のCDSに波及してきているのですね。
さらに、CDOの原資としてCDSのキャッシュフローを使っていた商品(これがsynthetic CDO)があったりしますんで、やっかいです。
こうして、もともと別物だったCDOとCDSが絡んで、世界的な信用収縮になっているの
が現在、という感じでしょうか。
2008年10月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/108397052
この記事へのトラックバック
教えてくれたYさんありがとう(笑)
Excerpt: 教えてくれたサイトに暇つぶし程度でいってみたら、マジで報酬もらってやれたよwww 顔謝が好きらしくて三回ぶっかけてうるおいマスクみたいなってたしwww 今度のオフ会でお礼します^^
Weblog: 今日は匿名Kで^^;
Tracked: 2008-10-21 21:40
http://blog.seesaa.jp/tb/108397052
この記事へのトラックバック
教えてくれたYさんありがとう(笑)
Excerpt: 教えてくれたサイトに暇つぶし程度でいってみたら、マジで報酬もらってやれたよwww 顔謝が好きらしくて三回ぶっかけてうるおいマスクみたいなってたしwww 今度のオフ会でお礼します^^
Weblog: 今日は匿名Kで^^;
Tracked: 2008-10-21 21:40



